ファウルボールがレイズ投手の顔直撃、病院へ搬送
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【6月20日 AFP】米大リーグ(MLB)、タンパベイ・レイズのハンター・ビギー投手が、19日のボルティモア・オリオールズ戦でベンチに立っていた際、ファウルボールが顔面を直撃し、検査のため病院に搬送された。
レイズのケビン・キャッシュ監督によると、ビギーは意識があり、治療中も会話ができる状態だったという。カートでフィールドを離れる際には親指を立て、周囲に無事を示していた。
アクシデントが起きたのは7回。オリオールズのアドリー・ラッチマンが放った時速169キロのファウルボールが、一塁側ダッグアウトの手すりにもたれかかっていたビギーの顔の右側を直撃した。ビギーはすでに、筋肉の張りで負傷者リスト(IL)入りしていた。
ビギーが担架に乗せられ、首を固定されるまでの約10分間、試合は中断された。
オリオールズのトニー・マンソリーノ暫定監督は、「本当に恐ろしい。身の毛がよだつような出来事だった。私たちは毎晩このダッグアウトに座っているが、どこか無防備だと感じる瞬間がある」と語った。
ラッチマンも「本当に怖かった。こんな場面はこれまで経験したことがない。あんな光景は見たくなかった」と振り返った。
試合はレイズが1-4で敗れた。(c)AFP