【6月20日 AFP】米連邦控訴裁は19日、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事の反対を無視してロサンゼルスに同州州兵を動員したドナルド・トランプ大統領による州兵指揮権を認めた。

連邦控訴裁は判事3人による全会一致の判決文で「トランプ氏がカリフォルニア州知事を通さずに州兵の連邦動員命令を出したとしても、国家警備隊を動員するという点における彼の正当な権限を制限するものではない」と述べた。

またトランプ氏が4000人の州兵を60日間動員し、「連邦任務に従事する職員および連邦政府の財産を保護する」ために投入したことは、大統領の権限の範囲内だったと述べた。

トランプ氏は19日夜、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「大勝利」と投稿した。

同日の米紙ニューヨーク・タイムズによると、判断を下した米連邦第9巡回区控訴裁判所の判事3人のうち、2人はトランプ氏によって任命され、残る1人はバイデン前大統領によって任命された。(c)AFP