中国、世界のイノベーションの版図の重要な一極
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【6月20日 Peopleʼs Daily】鉄筋の本数を自動的に識別して集計する、クレーンの位置をリアルタイムで追跡するなど、中国建築集団の「施工スマート化プロジェクト」の現場では、工事管理者が「銜遠科技(Xianyuan Keji)」の人工知能(AI)の専門家・李豊倹(Li Fengjian)氏と緊密に連携して、大規模モデルを基盤とし複雑な施工環境に対応可能な「スマート化システム」を構築した。
このシステムは建設業界に変革をもたらしている。「AI搭載の建設機械は天候に応じて作業状態を自動最適化できる。時空センシングネットワークにより建設現場の人や資材の位置をリアルタイムで把握し、現場環境の動態変化を『理解』する」、李氏はこう説明した。
今年2月、銜遠科技は自社開発モデルと国産生成AI「DeepSeek-R1」との融合を迅速に完了した。李氏は「汎用モデルと業界特化モデルを深く融合させ、自社開発モデルとオープンソースモデルを効率的に統合し、建設業界における『専門家レベル』の応用の実現を目指している」と話す。
「銜遠科技」が拠点を構える人工知能大規模モデル専門のインキュベーターセンター地区「上海『模速空間(Mosu Kongjian)』創新生態社区」には、すでに200社を超えるイノベーション企業が進出している。中国のイノベーションの「物語」は今、さらに多くの業界、さらに多くの都市で次々に展開されている。
電子メール、ウェブ閲覧から「深度求索(DeepSeek)」、ソーシャルメディアまで、中国がインターネット接続を始めてから30年余り、科学技術イノベーションの成果が絶え間なく生まれ、中国はインターネットに接続してから30余年、次々と技術革新が生まれ、イノベーションを原動力とする発展によって、急速に情報化時代の潮流に追いつき、今ではその発展を牽引する存在となっている。
中国工程院の院士で中関村実験室主任の呉建平(Wu Jianping)氏は「2005年以前は、中国が主導したインターネットの技術標準はわずか1件のみだったが、現在では200件を超えている」と指摘する。
近年、中国は機会を捉えながら、情報分野の核心的技術のブレークスルーを加速し、一部の分野では世界の競争の中で優位な地位を確保している。これは中国が、いかなる困難な問題に直面しようとも、高度な科学技術の分野で「自立自強(自立と自己強化)」を実現する能力と自信を有していると明確に示すものである。
インターネットと同様に、中国は航空宇宙、新エネルギーなど高度な技術分野で著しい進歩を遂げ、世界的なイノベーションの版図の重要な一極となっている。中国の科学技術イノベーションは、世界の中で「追随」から「並走」、さらに一部分野では「先導」するところまで進化している。
呉氏は「このような成果は、中国がイノベーションの主導権と発展の主導権を自らの手で確保し続けた結果だ。体制や制度的な障害を絶えず打破し続け、イノベーションを推進する一連の政策を打ち出し、イノベーションが社会的なコンセンサスとなるように努力し、また人材の育成と活用を全方位的に推進し、多様な人材のイノベーションの活力を引き出し続けてきたからだ」と指摘する。
国際的な科学技術の競争がますます激化する中、中国は科学研究の連携の強化を推進し、新技術と産業との融合を深め、質の高い経済発展を支援している。
「科大訊飛認知智能国家重点実験室」の梅林海(Mei Linhai)研究員は「人工知能の時代には誰もがイノベーターだ。不断の探求を通じてのみ、技術と産業の発展の最前線に立つことができる」と指摘する。
梅氏は「汎用人工知能分野では、自主的なイノベーションに立脚し『我が国主導』の産業生態系を構築し、科学技術イノベーションによって生産力を解放し、想像力を解き放つ必要がある」と強調している。(c)PeopleʼsDaily/AFPBBNews