ドジャース、米移民当局のスタジアム立ち入りを拒否
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【6月20日 AFP】米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャースは19日、本拠地ドジャースタジアムの駐車場への米移民・税関捜査局(ICE)職員の立ち入りを拒否したと発表した。
ドジャースが拠点を置くカリフォルニア州ロサンゼルスでは、ドナルド・トランプ大統領による移民取り締まりが強化され、緊張が高まっている。
ドジャースは、駐車場への立ち入り許可を求めてきたICE職員の入場を拒否したと明かし、この日の試合は予定通り行われると付け加えた。
ソーシャルメディアには、ドジャースタジアムの出入口付近に並ぶ無印の車両やマスク姿の連邦職員、そして「ICEはロサンゼルスから出て行け」と叫ぶ抗議者たちの姿を捉えた画像や動画が投稿されている。
ドジャースの発表後、国土安全保障省(DHS)は、スタジアム周辺にいたのはICEではなく、税関・国境警備局(CBP)の職員だったと説明。「CBPの車両はごく短時間だけスタジアムの駐車場にいただけで、いかなる作戦や取り締まりとも関係はなかった」と述べた。
ドジャースにはラテン系のファンが多いが、これまで球団は、トランプ政権による強硬な移民取り締まりに対して公にコメントを出しておらず、一部からは批判の声が上がっていた。(c)AFP