【6月20日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区の民間防衛隊は、イスラエル軍が19日に少なくとも72人を殺害したと発表した。このうち21人は、援助物資の配給場所の近くに集まっていた。

民間防衛隊のマフムード・バッサル報道官はAFPに対し、ガザ地区南部で援助を待っていた6人と、中部のネツァリム回廊にいた15人が殺害されたと述べた。ネツァリム回廊は連日、食糧配給を期待して数千人のパレスチナ人が集まっている。

イスラエル軍はAFPに対し、ネツァリム回廊の部隊が、接近してきた「容疑者」に対して「警告射撃」を行ったが、「負傷者は確認されていない」と述べた。

軍は南部で報告された事件についてコメントしなかった。

バッサル氏は、ガザ北部ではイスラエル軍による9回の攻撃で合わせて51人が死亡したと述べた。

ガザ保健当局によると、ここ数週間で少なくとも300人のパレスチナ人が援助配給所へ向かう途中に殺害された。(c)AFP