【6月19日 AFP】ウクライナは19日、3年余りとなる侵攻について、同国と米国が提示した無条件停戦案をロシアは3か月以上拒否しているとの考えを示した。

ドナルド・トランプ米大統領の就任以降、今年に入って米国、ロシア、ウクライナは停戦協議を繰り返してきたが、いまだ結実していない。

ウクライナのアンドリー・シビハ外相は、「わが国が米国の和平案を無条件で受け入れてから丸100日が経過した。完全な停戦、殺りくの終結、そして真の和平プロセスへの前進を図るための提案」であり、停戦は「平和への基本的な第一歩」だと付け加えた。

しかし「残念ながらロシアは、戦争を選択し続け、殺りくを終わらせるための米国の取り組みを無視している」と主張。

「今こそ行動を起こし、ロシアに和平を受け入れさせるべきだ。力による平和の実現、制裁の強化、そしてウクライナの能力強化が必要だ」と訴えた。(c)AFP