【6月19日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は19日、NATOが防衛費増額を推進していることについて、ロシアに対する「脅威」ではないと述べた。

NATOは来週オランダ・ハーグで重要なサミットを開催し、ドナルド・トランプ米大統領の圧力を受け、防衛費をGDP比5%に引き上げることについて議論する予定だ。

プーチン氏はウクライナでの攻勢を、米国主導のNATOとロシア間のより広範な紛争の一部として位置づけている。NATOは2022年2月にロシアが侵攻を開始して以来、ウクライナの最も強力な支持者である。

プーチン氏はサンクトペテルブルクでのテレビ会見で、「NATOのいかなる再軍備もロシア連邦に対する脅威とは考えていない。われわれは自国の安全を確保する上で自給自足しているからだ」と述べた。

ロシアは「軍隊と防衛能力を絶えず近代化している」として、NATOが兵器にさらに多くの資金を費やすことは「意味がない」と付け加えた。(c)AFP