ネタニヤフ氏、トランプ氏に謝意表明 イスラエルへの防空支援で
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【6月19日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はイランとの交戦6日目の18日、米国による「イスラエルへの防空支援」について、ドナルド・トランプ米大統領に感謝の意を表した。
米国はイスラエルの軍事作戦には直接関与していないと主張しているが、同盟国であるイスラエルの高度な防空システムに必要なミサイルや技術を供給している。また、中東に配備されている米海軍の駆逐艦などが、イランの弾道ミサイル撃墜に貢献したとの報道もある。
ネタニヤフ氏はテレビ声明で、「イスラエル国の偉大な友人であるトランプ大統領に感謝したい」「われわれの側でいてくれること、そして米国によるイスラエルの防空支援に感謝する」と述べた。
トランプ氏はここ数日、イスラエルの軍事作戦への参加を示唆する発言を公の場で繰り返し、イランの「無条件降伏」まで求めている。しかし18日、軍事作戦に加わるかどうかはまだ決めていないと述べた。
一方ネタニヤフ氏は、イスラエルはイランを「途方もない力」で攻撃しているが、この戦争で「痛ましい損失」を被ったことを認めた。
ネタニヤフ氏は「われわれはイランの核開発計画、ミサイル、軍事司令部、つまり彼らの権力の象徴を攻撃している」と主張。
「われわれは数多くの痛ましい損失を被っている」「しかし、銃後は堅固で、国民は強く、イスラエル国はかつてないほど強くなっている」と続けた。
イスラエル首相府によると、同国がイランへの攻撃を開始した13日以降、イスラエルでは少なくとも24人が死亡、数百人が負傷した。
イスラエルの防空システムは、イランによる連日のミサイルと無人機の波状攻撃の迎撃におおむね成功しているようだ。(c)AFP