再婚を夢見た韓国の50代男性、1億ウォン騙し取られた相手は“人気インフルエンサー”だった
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【06月18日 KOREA WAVE】結婚を約束して1億ウォン(約1000万円)以上を受け取ったまま姿を消した女性はSNSで有名なシングルマザー系インフルエンサーだった――。11日に放送された韓国JTBCの報道番組「事件班長」が、再婚を夢見ていた50代男性が裏切られたエピソードを紹介した。
男性は11年前、行きつけの飲食店主から服飾店経営の女性を紹介された。女性は離婚歴があり、娘を1人で育てていた。男性も離婚歴があり、息子は元妻が育てており、似たような境遇から急速に親しくなった。
交際が深まるにつれて、女性からの要求はエスカレートした。「経営が厳しい」と言って男性に無給で手伝うよう求め、食事もおごらせた。「どうせ再婚するんだから今から面倒見てくれてると思えばいいじゃない」というのが口癖だった。
ブランド品のバッグや財布をねだり、男性の両親にも「家を買うため支援してほしい」と言って3000万ウォン(約300万円)を出させた。女性は新築アパートを自分の名義で購入したが、「娘がまだ幼いから」「もう少し時間が必要」と男性の同居を拒否した。
ある日、知人がSNS上で女性を見かけたので調べてみると、実は有名なシングルマザー系インフルエンサーで、男性に買ってもらったブランド品を自慢げに投稿していた。その後、女性は一方的に別れを告げた。
交際期間中に振り込んだ金額は1億ウォン超。「これは結婚詐欺ではないのか」と男性は訴えている。
ソン・スホ弁護士は「女性が『再婚の意思は本物だった』と発言した点は、法的には詐欺罪の故意性を否定するものだ」と指摘。「ただし、男性を欺いて金を請求していれば詐欺罪が成立する可能性がある」と述べた。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News