【6月18日 AFP】デンマークで、10世紀のバイキングの貴族の家族のものとみられる埋葬地が偶然発見された。第2の都市オーフスのモースゴー博物館が17日、発表した。

オーフスの北7キロに位置するリスビヤー近郊で建設作業中、真珠やコイン、陶器、金の糸が入った箱が見つかったのを受け、発掘作業が行われた。博物館によると、10世紀後半のハーラル1世(青歯王)の統治時代の墓約30基が確認された。歯や骨など人間の遺骨も発見されたという。

博物館のマッツ・ラウン研究員によれば、墓は8世紀から11世紀にかけて続いたバイキング時代の貴族の家族に関連している可能性が高い。この家族の農場は、1980年代後半に埋葬地から1キロ弱の場所で発見されている。

ラウン氏はAFPに対し、「(埋葬地は)ハーラル青歯王の伯爵や執事のものかもしれない」と語った。(c)AFP