【6月18日 AFP】テニス、HSBC選手権は17日、男子シングルス1回戦が行われ、全仏オープン覇者で大会第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)は、ラッキールーザーのアダム・ウォルトン(オーストラリア)を6-4、7-6(7-4)で下し、初戦を突破した。

アルカラスにとって、グラス(芝)コートでの試合は、優勝した昨年のウィンブルドン選手権以来だった。

全仏オープン後は心身の「リセット」に努め、テニスから離れていたと明かし、「きょうのパフォーマンスには非常に満足している」「初戦だが、感覚はとても良い。改善点はあるし、芝に慣れるためにやることは多いが、ひとまず勝ち抜けて良かった」と振り返った。

世界ランク86位のウォルトンは、体調不良で棄権したアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(スペイン)の代役として出場した。

アルカラスは2回戦で同胞のハウメ・ムナルと対戦する。

一方、世界トップ10のテイラー・フリッツとベン・シェルトンの米国勢は、ともに初戦敗退を喫した。

世界4位で第3シードのフリッツは、マッチポイントを逃してコランタン・ムテ(フランス)に7-6(7-5)、6-7(7-9)、5-7で逆転負け。第6シードのシェルトンもアルトゥール・リンデルクネシュ(フランス)に6-7(5-7)、6-7(4-7)で敗れた。

第2シードのジャック・ドレイパー(英国)は、ジェンソン・ブルックスビー(米国)に6-3、6-1で快勝した。(c)AFP