【6月17日 AFP】ロシアの前国防相、セルゲイ・ショイグ安全保障会議書記が17日、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党総書記と会談を行うため、同国の首都・平壌に到着した。ロシアメディアが報じた。ショイグ氏の訪朝は、今月2度目。

北朝鮮は、3年以上にわたるウクライナ侵攻でロシアの主要な支援国の一つとなり、ロシア軍がクルスク州からウクライナ軍を撃退する作戦を支援するため自国兵を派遣した。また、ロシアに武器を供与しているとも報じられている。

ロシアメディアは安全保障会議の声明を引用し、ショイグ氏は「ウラジーミル・プーチン大統領の特命を受け、6月4日の前回訪問時の合意内容の実施に向けた枠組みで、北朝鮮当局と協議するため平壌に到着した」と伝えている。

北朝鮮の国営朝鮮中央通信（KCNA）は、前回の訪朝でショイグ氏は金氏や北朝鮮軍幹部と面会し、双方は、両国関係を「戦略的パートナーシップの強力かつ包括的な関係」に発展・拡大させる意向を示したと報じている。

ショイグ氏は、今年3月にも北朝鮮を訪問している。(c)AFP