【6月17日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が、16日のサンディエゴ・パドレス戦に1番・投手兼指名打者(DH)で先発出場し、約2年ぶりに登板を果たした。

大谷は、ロサンゼルス・エンゼルス在籍時に右肘靱帯(じんたい)を断裂して手術を受けた影響で、2023年8月を最後にマウンドから遠ざかり、ドジャース加入後は打者に専念していた。

この日はマウンドに上がると、本拠地ドジャースタジアムではスタンディングオベーションが起き、観客の大歓声に包まれた。

初回の1イニングで降板し、28球中ストライクは16球と制球にはやや苦しんだが、最速100マイル(約161キロ)を計測するなど、上々の復帰登板となった。

試合後、大谷は通訳を介して「そこまで良い結果だったとは言えないが、まずきょう投げ終えて、また次も投げられそうな雰囲気があることが、まず一歩前進かなと思う」とコメント。

さらに、「本当に感謝しかない。2回目の手術だったが、執刀医の方、トレーナーの方にずっとサポートしてもらってここまで来られた。きょうは結果に関係なく、そういう人たちに感謝の気持ちをマウンドで出せたのが良かった」と語った。

ドジャースは6-3で勝利した。(c)AFP