【6月17日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は16日、「善良なイラン国民」に対し、イラン政権の「苛烈(かれつ)な専制政治」に立ち向かうよう直接訴え、「ともしびがともった。自由へと導け」と述べた。

英ロンドンに拠点を置くテレビ局「イラン・インターナショナル」との13分間のインタビューで、ネタニヤフ氏は「皆さん(イラン国民)はわれわれの敵ではない。われわれも皆さんの敵ではない」と強調。

「われわれは共通の敵を抱えており、断固として戦っている。皆さんに間もなく自由になる機会が与えられると信じている」と付け加えた。

ネタニヤフ氏は同日の別のインタビューでも、イラン国民は今や自国政府が「思っていたよりはるかに弱い」ことを認識しているとして、イラン政権に圧力をかけるよう促した。

ネタニヤフ氏はイラン・インターナショナルに対し、「これは善に対する悪だ。今こそ、善良な人々、イランの善良な人々と世界中の善良な人々が、この苛烈な専制政治によって私たち全員に押し付けられた狂気に立ち向かう時だ」と主張。

「私はイランが再び偉大になれると信じている。かつてイランは偉大な​​文明国だった。そして、皆さんの国をかどわかしたこの神性に基づく暴虐は、長くは続かないだろう」「ともしびはともった。それを自由へと導け。実現するかどうかはイラン国民の手にかかっている」と呼び掛けた。(c)AFP