【6月16日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリのルイス・ハミルトンが、15日に行われた今季第10戦カナダGP決勝のレース中にウッドチャックをひき殺してしまったことを知り、打ちのめされていると語った。

フレンチブルドッグをペットとして飼い、レース会場にもよく連れてきているハミルトンは、ウッドチャックを見ていないというが、ぶつかった後に車のパフォーマンスが落ちたように感じたと話した。

「それまではまずまずだった」とハミルトンは語り、「良いスタートを切れたし、ポジションをキープして先頭グループに食らいついていた。タイヤの管理も上手くいっていたので、楽観的だった」とコメント。

「実際に見たわけではないが、ウッドチャックにぶつかったと聞いた。本当に悲しい。動物が大好きだから、とても悲しい。ひどいアクシデントだ」

「ここでこんなことが起きたのは初めてだが、フロアの右側に穴が開いていた」「加えて、途中でブレーキの問題もあったし、第1スティントを引き延ばしすぎて、ピットストップの後でトラフィックの後ろに出てしまった。トラブル続きだった」

キャリアで初めて10レース連続で表彰台を逃したハミルトンは、フェラーリに加入してからの残念な結果に不満を募らせている。

「特にブレーキの問題があった中で、完走できたことには感謝している。しかしアップグレードが絶対に必要だ。上位を争うには多くのことを変えなくてはならない」(c)AFP