メキシコ南部の市長、オフィスで射殺される
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【6月16日 AFP】メキシコ南部オアハカ州サン・マテオ・ピナスの市役所で15日、武装した男4人が市長室に押し入り、市長と職員1人を射殺した。メキシコでは地方政治家の殺害が相次いでいる。
警察によると、男らは市役所にバイクでやって来て、警備に就いていた警官らを脅した後、リリア・ガルシア市長のオフィスに突入し、市長と職員のエリ・ガルシア氏を射殺した。この事件で警官2人も負傷した。
オアハカ州のサロモン・ハラ知事はSNSへの投稿で「この行為は決して免罪されない」と怒りを表明した。
州検察局はこの襲撃について捜査が進行中で、現地に軍と連邦捜査官が派遣されたと発表した。
近年、メキシコでは強力な麻薬密売組織が活動する地域を中心に、多くの地方公務員が組織犯罪の標的にされている。約1か月前には首都メキシコ市で、クララ・ブルガダ市長の側近2人が殺害された。(c)AFP