【6月16日 CGTN Japanese】中国中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)と上海市人民政府が共催する第27回上海国際映画祭の開幕式が14日夜、上海大劇院で行われました。

 第27回上海国際映画祭組織委員会の主席を務めるCMGの王暁真副台長は開幕式のあいさつで「今回の映画祭では、人工知能(AI)やバーチャルリアリティー(VR)といった新興技術に焦点を当て、デジタル化・スマート化の時代において映画がどのように変革し発展していくかについて議論する。中国映画の目撃者・記録者・参画者として、私たちは国内外の映画関係者と共に文化的革新の活力を引き出していきたい」と述べました。

 今回の映画祭には、119の国と地域から過去最多となる約3900本の作品が寄せられました。アメリカ大陸とアフリカ地域からの応募がとりわけ大幅に増加しています。応募作品のうち、ワールドプレミアは約1820本、インターナショナルプレミアは約520本と、プレミア上映率は過去最高となりました。選考の結果、28の国と地域から参加した49作品がグランプリの「金爵賞」の五部門にノミネートされました。映画祭の期間中、400本以上の映画作品が上映されます。

 また、世界映画誕生130周年および中国映画誕生120周年を記念し、特別企画展「調和と共生:中外映画の百年の共鳴」が開催されます。今年は中国とイタリア国交樹立55周年にも当たり、CMGは映画祭と共に「イタリア映画週間」を催し、両国の文明対話を促進します。その他にも「一帯一路」映画週間、AIGC部門、「映像+AI」フェアなど、多彩なイベントが行われる予定です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News