トランプ氏、イラン最高指導者暗殺を拒否 米高官
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【6月16日 AFP】米政府高官は15日、ドナルド・トランプ大統領が、イランの最高指導者アリ・ハメネイ師の暗殺を狙ったイスラエルの計画を拒否したことを明らかにした。
高官は匿名を条件にAFPに対し、「イスラエルがイラン最高指導者を攻撃する計画であることが分かった。トランプ大統領はそれに反対し、イスラエルにやめるよう伝えた」と述べた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はこの日、ハメネイ師を殺害しないようにとのトランプ氏からの要請に関する報道について米FOXニュースに質問されたのに対し、「その件については言及しない」と返答。「われわれはしかし必要なことを行う。米国は自国にとって何が良いかを知っていると思う」と話した。
一方、トランプ氏はこの日、米ABCニュースに対し、米国はイスラエルの対イラン軍事行動に「現時点では」関与していないが、「関与する可能性はある」と述べた。また、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が紛争解決の仲介者になることについて、「オープン」だとも語った。(c)AFP