【6月15日 AFP】サッカーイタリア・セリエAのインテルに所属するイラン代表FWメフディ・タレミが、同国とイスラエルとの武力衝突の影響で首都テヘランに足止めされているため、クラブW杯の序盤戦を欠場することになった。14日、クラブ関係者がAFPに明かした。

タレミは前週、ホームで行われた2026年W杯北中米大会アジア最終予選の北朝鮮戦に出場し、ゴールを挙げて3-0の勝利に貢献した。しかし、イランとイスラエルの対立が続く中でフライトが確保できず、米ロサンゼルスでチームに合流することができないという。

インテルのクラブW杯初戦は、17日のモンテレイ(メキシコ)戦となっており、この試合は、シモーネ・インザーギ前監督の後任を務めるクリスティアン・キヴ新監督の初陣となる。

この日、ビバリーヒルズのキャンプ地で就任会見に臨んだキヴ監督は、チームがリーグ優勝と欧州チャンピオンズリーグ制覇を逃した二重の失望から立ち直る準備はできていると発言。誇らしく振り返れるシーズンだと語った。キヴ監督は「このチームには素晴らしいクオリティーがある。惜しいところまで行ったし、トロフィーは取れなかったが、シーズンが失敗だったわけではない」と話した。

「チャンピオンズリーグでバイエルン(・ミュンヘン)とバルサ(FCバルセロナ)を倒した。欧州随一のリーグでも長く首位に立っていた。それを忘れてはいけない。サッカーに失敗はない。失敗とは言い訳をすることだ」(c)AFP