イスラエル・イラン軍事衝突で支援減少を懸念 ゼレンスキー氏
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【6月15日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は14日、イスラエルとイランの軍事的エスカレーションがウクライナ向け支援の減少につながらないことを望んでいると訴えた。
ウクライナでは、米国が親密な同盟国であるイスラエルの防衛により多くの資源を振り向けるのではないかとの懸念から、自国向けの軍事支援の行方をめぐり、不安が広がっている。
ゼレンスキー氏は、「(対イスラエル支援増強を受けて)ウクライナへの支援が減少しないことを望んでいる」と語った。「前回、それが対ウクライナ支援鈍化の要因となった」と述べた。
また、イスラエルの対イラン攻撃は原油価格上昇につながっており、ロシアに利益をもたらすことになると指摘。「攻撃により原油価格が急上昇した。われわれにとって悪いことだ」とし、西側諸国に対し、ロシアの石油輸出に価格上限を導入するよう改めて呼びかけた。(c)AFP