【6月15日 AFP】25F1第10戦カナダGPは14日、予選が行われ、メルセデスAMGのジョージ・ラッセルが土壇場でレッドブルの王者マックス・フェルスタッペンを上回り、ポールポジションを獲得した。

ラッセルは1分10秒899のベストラップを記録し、唯一1分11秒台を切ってフェルスタッペンを0秒160上回った。昨年大会も終盤でポールポジションを奪っていたが、同様の走りを再現し、フェルスタッペンもレッドブルを200回目のフロントローに導いた。

ラッセルにとっては今年初のポールポジションで、キャリア通算では6回目となる。メルセデスのマシンが高速コースのジル・ビルヌーブ・サーキットで勝てる可能性を示したが、今回は昨年とは異なり、フェルスタッペンを破れるかがポイントになる。

前戦スペインGPで衝突した後、激しい言葉の応酬を続けているラッセルとフェルスタッペンの2人が終盤に浮上した中で、年間トップに立つマクラーレンのオスカー・ピアストリとメルセデスのキミ・アントネッリが3番手と4番手に入った。

フェラーリのルイス・ハミルトンが5番手で、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが6番手、マクラーレンのランド・ノリスが7番手、フェラーリのシャルル・ルクレールが8番手だった。

レッドブルの角田裕毅は予選11番手だったが、フリー走行3回目の赤旗中にピアストリを追い越し、10グリッド降格のペナルティーを受けたため、決勝では最後尾からのスタートとなる。(c)AFP