「米国に王はいらない」 反トランプデモに全米で数万人が参加
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【6月15日 AFP】米国では14日、各地でドナルド・トランプ大統領の政策に抗議する「ノー・キングス(米国に王はいらない)」デモが行われ、数万人が街頭に繰り出した。
デモの主催者は、全米50州で開催予定だと発表。1月にトランプ氏が政権に復帰して以降、最大規模で、「権威主義、富裕層ファーストの政治、そして民主主義の軍事化を拒否する」狙いがあるとしている。
デモ参加者は、「国王はいらない」「道化師に王冠はいらない」「トランプのファシスト政権は今すぐ去れ」などのメッセージが書かれたプラカードを掲げ、街を練り歩いた。
トランプ氏の79歳の誕生日に当たるこの日、首都ワシントンでは、陸軍創設250周年を祝う大規模な軍事パレードが行われ、対照的な様相を呈した。
ボストンのデモ参加者はAFPに、「私はきょう、米国は王政ではないということを世界に伝えに来た。米国では法が王だ」と訴えた。
ニューヨークでは土砂降りの中、多数の参加者がレインコートを着たり、カラフルな傘を差したりしながら、打楽器や鐘の音に合わせ、「ドナルド・トランプは去れ」とシュプレヒコールを上げて5番街を行進した。
俳優のスーザン・サランドンさんとマーク・ラファロさんが、ずぶぬれになりながらデモに加わっている姿も見られた。(c)AFP