イラン、イスラエルに報復攻撃 34人負傷
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【6月14日 AFP】イランは13日、イスラエルに対して一斉に弾道ミサイルを発射した。攻撃は14日も続いている。イスラエルが、イラン軍の最高幹部や核施設および軍事基地に攻撃したことへの報復だとしている。
イランの革命防衛隊はイスラエルの数十か所の目標を攻撃したと発表。イスラエル全域で空襲警報と爆発音が響き渡り、テルアビブの高層ビルの上空に煙が立ち上る様子が見られた。
イスラエルの消防当局は、高層ビルに閉じ込められた人々の救助活動を行った。34人が負傷し、その中には重体の女性も含まれているという。
イラン軍は14日午前、再び攻撃を行ったと国営テレビが発表した。イスラエル軍は国民に対し、避難を呼びかけている。
一方イランの国連大使は、イスラエルのイランに対する最初の攻撃で78人が死亡し、320人が負傷したと述べた。
米国は、イランへの攻撃に関与していないと主張しつつも、イスラエルのミサイル攻撃に対する防衛を支援していると述べた。
ドナルド・トランプ米大統領は13日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と電話会談を行った。詳細は明らかにされていない。
イランの最高指導者アリ・ハメネイ師はテレビ演説で、イスラエルを「破滅させる」と語り、「イスラム共和国の武装勢力は、この悪意ある敵に重い打撃を与えるだろう」と警告した。
イスラエルでは、ネタニヤフ氏がビデオ声明を発表し、「邪悪で抑圧的な政権」に対して団結するよう呼びかけた。(c)AFP