【6月15日 CGTN Japanese】 中国では今年、ライチが豊作となり、中国南東部の広東省ではライチの収穫はピークを迎えています。ライチは中国の北部へ輸送・販売されるとともに、海外市場での販路も拡大を続け、輸出が急速に拡大しています。

 広東省深セン市の港では、冷蔵コンテナ25個に満載されたライチがシンガポール、オーストラリアなど5か国へ向けて出荷されています。冷蔵コンテナの後部にあるコンプレッサーがコンテナ内部の温度を0度近くに維持するために1週間から20日間余りの海運途上でも高い新鮮度を保つことができます。

 深セン市の各港では、広東省産ライチの7割以上の輸出を担っています。広東省各地のライチが大量に出荷されることに伴い、ライチを満載したコンテナが世界各地に運ばれています。広東中荔農業グループは今年、ライチを6000トン輸出する予定であり、例年の3~4倍に相当します。輸出先は10数か国で、ロシアとカナダが新規加わりました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News