スウェーデン、イスラエルを非難 ガザ民間人の飢餓は「戦争犯罪」
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【6月13日 AFP】スウェーデンのマリア・マルメルステーネルガルド外相は12日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区への人道支援物資の搬入を制限し、配給拠点を攻撃の標的にすることで民間人の飢餓を引き起こしており、戦争犯罪に該当すると非難した。
ボルカー・ターク国連人権高等弁務官も6月、ガザの配給拠点周辺での民間人への攻撃は「戦争犯罪」に当たると述べた。アムネスティ・インターナショナルを含む複数の人権団体は、イスラエルによる「ジェノサイド(集団殺害)」だと非難している。
イスラエルはこうした主張を強く否定している。
マルメルステーネルガルド外相は記者会見で、「民間人の飢餓を戦争の手段として利用するのは戦争犯罪だ。命を救う人道支援は、決して政治利用、軍事利用されてはならない」「イスラエルが国際人道法に基づく義務を守っていないという強い兆候が今まさに存在している」と批判。
「食料、水、医薬品が民間人に迅速に届けられることが極めて重要だ。民間人の多くは女性と子どもで、彼らは極めて非人道的な状況下で暮らしている」と付け加えた。(c)AFP