WADA会長、米当局に薬物容認大会の開催阻止を要請
このニュースをシェア
【6月12日 AFP】世界反ドーピング機関(WADA)のウィトルド・バンカ会長は11日、米国当局に対し、薬物使用を容認する「エンハンスト・ゲームズ」の開催阻止を要請した。
スイス・ローザンヌで行われた夏季五輪関係者の会合でバンカ会長は、来年米ラスベガスで開催予定されている、アスリートがパフォーマンス向上薬物を自由に使える大会は「阻止されなければならない」と述べた。
バンカ会長は「WADAは現在、米当局に対し、エンハンスト・ゲームズが計画通りに進行するのを防ぐ方法を模索するよう求めている。アスリートの健康とスポーツの純粋さのために、これを止めなければならない」と話し、米当局に法的措置を検討するよう促した。
「これは法的観点から検討されるべきだ。例えば、免許を持つ医師が健康なアスリートに強力な薬物を投与することが合法であるかどうか疑問に思う」「彼らの職業の規則と価値観に完全に反している。米国反ドーピング機関(USADA)が果たすべき大きな役割があると思う」
「エンハンスト・ゲームズ」は、2026年5月に初回大会が予定されており、陸上、水泳、重量挙げの3競技が実施される。大会ではステロイドやヒト成長ホルモンなど国際大会で禁止されている薬物の使用が容認されており、各種目の優勝者には25万ドル(約3600万円)、世界記録を破った選手には100万ドル(約1億4500万円)のボーナスが与えられる。(c)AFP