ドイツ首相、ロシアの「ウクライナ民間人に対するテロ」を非難
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【6月11日 AFP】ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は10日、ロシアがウクライナでの爆撃をエスカレートさせたことを受けて、ロシアのウクライナでの「民間人に対するテロ」を非難した。
オランダのディック・スホーフ首相との共同記者会見で、メルツ氏は最近のロシアの攻撃を「最も重大な戦争犯罪」と呼び、ロシアが「軍事目標ではなく民間人を攻撃した」と述べた。
メルツ氏は、ロシアの最近の行動は「先週のウクライナによる軍用飛行場やインフラへの非常に精密な攻撃に対する、適当な対応とは程遠い」と述べた。
メルツ氏のコメントは、6月15日から17日にカナダで開催されるG7サミットと、月末に予定されているNATO会議を前にしたもので、会議では同盟国がドナルド・トランプ米大統領に対してロシアをより厳しく罰するよう求める予定だ。
欧州連合(EU)によるロシアへの新たな制裁について、メルツ氏は最近ウルズラ・フォンデアライエン欧州委員長と連絡を取っており、「彼女にこの新たな制裁を迅速に導入するよう促している」と述べた。(c)AFP