【6月11日 AFP】2026年サッカーW杯北中米大会のアジア最終予選は10日、各地で最終戦が行われ、日本はインドネシアに6-0で圧勝した。予選では終始危なげのない戦いを見せた日本だが、2ゴールを挙げた鎌田大地は、本大会ではより厳しい戦いが待っているとして、気を引き締めている。

すでに本大会出場を決めているC組首位の日本は、鎌田のほかに久保建英、森下龍矢、町野修斗、そして途中出場の細谷真大もゴールを決めた。

最終予選を10戦30ゴールで終えた日本だが、森保一監督はW杯優勝という高い目標を掲げている。この後の1年間はアジア以外のチームとの親善試合に臨む予定で、9月にはメキシコ、米国とのアウェー戦が組まれており、その後も年内にホームで4試合が予定されている。

鎌田は「アジアの戦いと欧州のW杯に出場するようなチームとの戦いは、また全然違ったものになる」と述べ、「試合を重ねるごとに自分たちの問題点や課題がたくさん出てくると思う。チーム一丸となって戦って、その都度出た課題を克服していけたら」と語った。

森保監督も、「選手が個々の殻を破ってチャレンジして成長しようということを、トレーニングの中から、そして試合中でも1点取って満足するのではなく、次の点、次のチャンスを取り続けることをやってくれたことがよかった」と、この試合に臨む姿勢を称賛しつつ、「全てのレベルアップが必要」と述べた。

敗れたインドネシアはグループ4位が確定し、この後は他の5チームとともにアジア・プレーオフ(4次予選)に臨む。(c)AFP