「以旧換新」買い替え政策の効果が顕著、消費促進の力に 中国吉林省
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【6月10日 Xinhua News】中国の大衆消費分野ではここ数年、消費財買い替えを奨励する「以旧換新」という言葉が頻繁に使われ、内需拡大や消費促進の重要な原動力となっている。中国東北地域の吉林省は、経済の新たな動きを呼び起こし消費財の買い替えを促進するため、一連の強力な措置を講じてきた。
同省は今年初めから消費財買い替えを強力に推進し、自動車や家電、携帯電話などのニーズを継続的に喚起してきた。同省商務庁によると、年初から4月15日までに自動車約5万台が買い替えられ、家電や携帯電話などの販売量が100万件を超え、売上高は102億元(1元=約20円)に達した。
自動車産業も同様で、自動車販売・部品交換・アフターサービス・情報提供を一体化した「4S店」では、年初から自動車の売れ行きがピークを迎えている。補助金政策は多くの消費者にとって、新車買い替えのコスト低減につながるだけでなく、環境に優しくスマートな新エネルギー車を選ぶ動機付けにもなっているという。
データによると、同省では今年第1四半期(1~3月)の社会消費財小売額が前年同期比4・8%増の1088億4千万元となった。同省商務庁の担当者は、今後は消費財買い替えへの取り組みをさらに深め、補助金の審査・付与にかかる時間を短縮し、消費者の満足感を強めていくとしている。(c)Xinhua News/AFPBB News