イラン、イスラエルの核施設情報入手と発表 「報復攻撃可能」
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【6月10日 AFP】イランの安全保障最高機関は10日、イスラエルの核施設に関する情報を入手したとし、イスラエルから攻撃された場合には報復攻撃を実施する用意があると発表した。
イラン最高安全保障委員会(SNSC)は声明で、入手したと主張している一連の情報について「イランの核施設に対するシオニスト政権(イスラエル)の攻撃に対し、イスラム戦士たちが(イスラエルの)隠された核施設を即座に攻撃することを可能にする」ものだと述べた。
また、イスラエルがイランの軍事施設または経済基盤を攻撃した場合には「正確に、それに見合った」方法で報復するとしている。
イランの国営メディアは7日、極秘作戦を通じてイスラエルに関する「戦略的かつ機密性の高い」情報を入手したと報じた。これにはイスラエルの未公開核施設や防衛計画に関連するファイルが含まれているとしている。
イランのエスマイル・ハティブ情報相は後に、入手した文書には米国を含む西側諸国に関連する情報が含まれており、「近日中に公開される」と述べた。
またイラン革命防衛隊(IRGC)のホセイン・サラミ司令官は9日、今回入手した情報について「対立が生じた場合、イランのミサイル命中精度をより高めることができる」と述べた。(c)AFP