「中国パンダ絵画芸術展国際ツアーin東京」が開幕
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【6月10日 CGTN Japanese】中国国家芸術基金が支援する「中国ジャイアントパンダ絵画芸術展国際ツアー」(東京会場)が9日、東京港区の中国文化センターで開幕しました。中国の伝統と現代アートを融合させたパンダの絵画作品を通じて、両国の文化交流を促すことを目的としています。
開幕式では、中国駐東京観光弁事処の欧陽安主任があいさつし、「パンダは中日感情の懸け橋として多くの日本人に親しまれている」と述べ、今回の展覧会に合わせて「2025こんにちは!中国・気楽な四川-日本旅行業者の四川訪問とパンダ『シャンシャン』再会ツアー」も同時にスタートすると紹介しました。
また、元上野動物園園長で日本パンダ保護協会の土居利光会長は、日本におけるパンダ保護の取り組みや市民参加の事例を紹介し、「この展覧会を通じて、日本社会での生態保護意識をより一層高めていきたい」と話しました。
四川省文化館の呂騎鏵館長はビデオメッセージであいさつし、今回のパンダ絵画芸術展が三星堆文化など中国古代文明の要素と現代的な工芸を融合させたものであると解説しました。和歌山のアドベンチャーワールド園長・今津孝二氏や、日本のパンダ写真家・高氏貴博氏も参加し、それぞれの経験や観察について語りました。
この芸術展は13日まで一般公開され、期間中は来場者向けの体験イベントも実施されます。終了後、一部の展示は和歌山県白浜にあるアドベンチャーワールドへ移され、7月中旬まで展示が続く予定です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News