ウクライナ首都とオデーサに「大規模」ドローン攻撃
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【6月10日 AFP】ウクライナは10日、首都キーウと南部の港湾都市オデーサが同日早朝、ロシア軍による「大規模な」ドローン攻撃を受け、1人が死亡し、病院が被弾したと発表した。
キーウ中心部では、AFP通信の記者が少なくとも12回の爆発音と対空砲の発射音、そしてドローンのうなるような音を聞いた。少なくとも7地区が攻撃を受け、建物や車が炎上し、数人が負傷したと報告された。
オデーサへの攻撃では、59歳の男性が死亡した他、少なくとも4人が負傷した。オレグ・キペル州知事はテレグラムへの投稿で「敵は攻撃ドローンでオデーサを大規模に攻撃した。民間インフラに被害が出ており、火災が発生している」「ロシア軍は産科病院、緊急医療病棟、集合住宅を攻撃した」と述べた。産科病院の利用者は幸い避難していた。
ウクライナ大統領府のアンドリー・イェルマーク長官は「ロシアは毎日、平和を望むとうそをつき、毎日人々を攻撃している。制裁を課す時だ。ウクライナを武力で支援すべき時だ。民主主義に力があることを証明する時だ」とテレグラムに投稿した。
両国の和平交渉は、捕虜交換の合意を除いて停滞しており、ロシアは無条件の停戦要求を繰り返し拒否している。ロシアはウクライナへの攻撃を続けており、ウクライナもロシア領内深くへの攻撃で応戦している。(c)AFP