【6月10日 Xinhua News】中国雲南省普洱(ふじ)市景東イ族自治県の無量山国家級自然保護区でこのほど、写真愛好家が国家1級重点保護野生動物に指定されている希少種、印支灰葉猴(インドチャイニーズ・グレー・ラングール、学名:Trachypithecus crepusculus)が親子で活動する様子を写真に収めた。

 同種は毎年11月下旬から翌年4月が出産期で、赤ちゃんは生後3カ月までは全身の毛が黄金色をしている。霊長目オナガザル科ラングール属の動物で、体型は細長く、雌雄ともに銀灰色から暗灰色をしている。国内の限られた範囲に分布し、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは絶滅危惧種(EN)に指定されている。調査データによると、同県内の無量山には約2千匹余りが43の群れを作って生息している。(c)Xinhua News/AFPBB News