ロシア、ウクライナ東部の新たな州に進軍と発表
このニュースをシェア
【6月9日 AFP】ロシアは8日、3年にわたる侵攻で初めてウクライナ東部のドニプロペトロウシク州に進軍していると発表した。和平交渉が停滞する中での重要な領土拡大の動きとなる。
ウクライナの政治・軍事の最高指導者たちは、この進軍の主張に対して即座に反応しなかった。ウクライナ軍は数か月にわたり戦場で後退しており、この進軍は象徴的かつ戦略的な打撃となるだろう。
前線の多くで主導権を握っているロシアは、ウクライナ、欧州、そしてドナルド・トランプ米大統領による無条件停戦の呼び掛けを繰り返し拒否しているが、ウクライナとの戦争終結に向けた交渉は続けている。
ロシア国防省は、戦車部隊の部隊が「ドネツク人民共和国の西部国境に到達し、ドニプロペトロウシク地域で攻勢を続けている」と発表した。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領らからの反応はないが、ウクライナ南部軍司令部は「ロシアはドニプロペトロウシク州に進軍する意図を放棄していないが、われわれの戦士は前線を勇敢かつ専門的に守っている」と述べた。(c)AFP
