中国の水使用量、24年はGDP1万元当たり4・4%減
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【6月9日 Xinhua News】中国水利部がこのほど発表した中国水資源公報(2024)によると、国内総生産(GDP)1万元(1元=約20円)当たりの水使用量は実質ベースで前年比4・4%減の43・9立方メートル、工業増加値(付加価値額)1万元当たりは5・3%減の24立方メートルとなり、水の使用効率が確実に向上したことが分かった。
1人当たり総合水使用量は421立方メートルで、耕地のかんがい用水量は1ムー(約667平方メートル)当たり342立方メートル、かんがい用水有効利用係数は0・580となった。
24年の降水量と水資源量は多年平均値を上回り、年平均降水量は11・4%増の717・7ミリメートル、水資源量は12・7%増の3兆1123億立方メートル。うち、地表水の資源量は2兆9895億6千万立方メートル、地下水は8679億2千万立方メートルだった。
全国の水の使用量は5928億立方メートルと23年から21億5千万立方メートル増加。うち、生活用は926億8千万立方メートル(全体の15・6%、以下同)、工業用は971億立方メートル(16・4%)、農業用は3648億4千万立方メートル(61・6%)、「人工生態環境補水」(環境修復のための人工的な水補給量)は381億8千万立方メートル(6・4%)となった。
全国の給水量は5928億立方メートルで、水源別にみると、地表水が4892億4千万立方メートル(82・5%)、地下水が784億立方メートル(13・2%)、再生水などの「非常規水」が251億6千万立方メートル(4・3%)。非常規水源の給水量が持続的に増加し、水源の構造改善が進んだ。(c)Xinhua News/AFPBB News