【6月8日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパーの主将を務める孫興民は7日、解任されたアンジェ・ポステコグルー前監督について、17年ぶりのトロフィーをもたらしたことで「このクラブの軌道を変えた」と述べ、熱烈な賛辞を送った。

孫はインスタグラムへの投稿の中で、「監督。あなたはこのクラブの軌道を変えた。初日から自分自身と私たちを信じ、一瞬たりとも揺らぐことはなかった。他人がそうなろうとも。あなたは私たちが何を成し遂げられるかを分かっていた。あなたは自分のやり方でそれを成し遂げた。それがこのクラブに数十年ぶりの最高の夜をもたらした。私たちはその思い出を一生胸に刻む」と記した。

過去6年間で5人の正指揮官がダニエル・レビー会長によって解任される中、孫は2年間指揮を執ったポステコグルー前監督と親密な関係を築いたとし、「私をキャプテンに任命してくれた。私のキャリアで最高の栄誉の一つだ。あなたのリーダーシップを間近で学ぶことは、信じられないほどの特権だった。あなたのおかげで、私はより良い選手になり、より良い人間になった。アンジェ・ポステコグルー、あなたは永遠にトッテナム・ホットスパーのレジェンドだ。ありがとう、相棒」と続けた。

ポステコグルー前監督の下でトッテナムは、先月スペイン・ビルバオで行われたマンチェスター・ユナイテッドとのヨーロッパリーグ決勝を1-0で制し、41年ぶりの欧州タイトルと来季の欧州チャンピオンズリーグの出場権を獲得した。

その一方で、今季リーグ戦では38試合中22敗を喫し、降格したレスター・シティ、イプスウィッチ・タウン、サウサンプトンの3チームより一つ上の17位でシーズンを終了。2部降格となった1976-77シーズン以来の低い成績に沈み、指揮官がその代償を支払うことになった。(c)AFP