【6月5日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区へ支援物資を積んだ船で向かう国際的な活動家たちは4日、イスラエルの脅威と、地中海を横断中のこの船を「イスラエルが攻撃する意図を表明した」ことを非難した。

環境活動家のグレタ・トゥンベリさんら十数人を乗せたフリーダム・フロティラ連合のマドリーン号は1日、シチリアを出発した。

これを受けてイスラエル軍は3日、自国の海を「保護」する準備ができていると発表した。

マドリーン号について尋ねられた軍の報道官は、「この件についても、われわれは準備ができている」と答え、「近年の経験を活かし、適切に行動する」と付け加えた。

フリーダム・フロティラ連合は4日の声明で、「イスラエルがマドリーン号を攻撃する意図を表明したことを強く非難する」と述べ、これを「脅威」と呼んだ。

5月初旬には、フリーダム・フロティラ連合の支援船、コンシエンス号がガザに向かう途中、マルタ沖の国際水域で損傷を受けた。活動家たちはイスラエルの無人機攻撃によるものと疑っている。(c)AFP