【6月4日 AFP】厚生労働省が4日、発表した人口動態統計によると、2024年の日本の出生数は68万6061人(前年比4万1227人減)で、統計を開始した1899年以降、初めて70万人を下回り、過去最少となった。

また、合計特殊出生率(1人の女性が一生のうちに産む子どもの数の指標)は1.15で、過去最低を更新した。

世界銀行によると、日本はモナコに次いで世界で2番目に高齢化が進んでいる。

石破茂首相は、少子化の結果生じる人口減少は「静かな有事」と警鐘を鳴らし、働き方改革など、子育て世帯に寄り添った対策を実施すると約束している。(c)AFP