約200年前のコンドーム展示 オランダ・アムステルダム国立美術館
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【6月4日 AFP】オランダ・アムステルダム国立美術館は3日、1830年ごろの貴重なコンドームを展示した。表面には、修道女1人と男性の聖職者3人が挑発的なポーズを取るエロチックな絵が刷られている。
美術館の説明によれば、このコンドームはおそらく羊の虫垂からつくられ、売春宿の土産品とみられている。現存するのは2点のみだという。
コンドームに刷られた絵には、修道女がスカートを持ち上げ、性器を露出している3人の聖職者を指さしている様子が描かれている。
美術館側は、「これは性の健康に関する明るい面と暗い面の両方を示している」と指摘。
このコンドームがつくられた当時は、性行為をめぐって「望まない妊娠や、性感染症、特に梅毒への恐怖が広がっていた時代」だと説明している。
同美術館の版画室には、約75万点の版画や絵が所蔵されている。
「コンドームに刷られた絵が当館のコレクションに加わるのは初めてだ」としている。(c)AFP