【6月4日 AFP】中国東部の動物園から2か月前に逃げ出した3匹の「カピバラ集団」のうち、行方不明になっていた最後の1匹が捕まった。動物園が3日、発表した。

メスのカピバラ「ドウバオ」は4月上旬、他の2匹のカピバラと共に、江蘇省揚州市にある動物園から逃げ出した。他の2匹は動物園職員に捕獲されたが、ドウバオだけは行方が分からなくなっていた。

だが「ドウバオ」は3日早朝、わなにかかり、動物園職員によって園内へと戻された。動物園の発表によると、ドウバオは2か月間の「逃亡生活」を過ごしていたのにもかかわらず、その体重は増えていて、毛並みも「滑らかでつやつや」だったという。

動物園によると、4月に「カピバラ集団」が逃げ出したのは、3匹のうちの「バゾン」が体当たりをしてフェンスを突き破ったことが原因だったという。

その後「バゾン」は湖でくつろいでいるところが発見され、もう1匹の「ドゥオドゥオ」も、動物園職員が7~8人がかりで捕獲した。だが「ドウバオ」だけは見つからなかったため、動物園は5月に入ってから、指名手配犯を探しているようなメッセージを発信して、インターネット上で話題を集めていた。

映像は動物園より提供。(c)AFP