18年前のマデリンちゃん失踪事件、新たな捜索 ポルトガル
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【6月3日 AFP】ポルトガルで2007年に英国人の女児マデリン・マクカーンちゃん(当時3)が行方不明になった事件で、ポルトガル警察は今週、ドイツ当局の要請により新たな捜索を行う。広報担当者が2日、AFPに明らかにした。
2007年5月3日、家族と一緒に滞在していたアルガルベ地方のリゾート地プライアダルスで行方不明になったマデリンちゃんの事件は、歴史上最も注目された失踪事件の一つとなっている。
ポルトガルの警察当局は、行方不明になった場所に近い海辺のリゾート地ラゴス付近で3日から6日にかけて「広範な捜査」を実施すると発表した。
今回の捜査は、ドイツ北部ブラウンシュバイクの検察が発行した令状の一環として行われる。ポルトガル側の広報担当者によると、ドイツ当局はマデリンちゃん殺害の容疑がかけられているクリスチャン・ブリュックナー容疑者の予備捜査を行っており、押収されるすべての証拠はドイツ連邦刑事庁の捜査官に引き渡される。
ブリュックナー容疑者は当時、マクカーン家が休暇を過ごしていた場所に近い海岸に住んでおり、マデリンちゃん失踪の夜、容疑者名義の携帯電話が一家の宿泊先付近で電波を受信していた。
ブリュックナー容疑者は現在、マデリンちゃんが失踪したプライアダルスで2005年に当時72歳の米国人女性をレイプした罪で、7年の刑に服している。(c)AFP