【6月2日 AFP】ロシアとウクライナは2日、トルコで2回目の直接協議を控える中、夜間に互いに対する大規模な無人機攻撃を実施したと発表した。

ロシア国防省は、自国の防空部隊が162機のウクライナの無人機を「迎撃し破壊した」と発表。クルスク州で57機、ベルゴロド州で31機と、大半はウクライナ国境に接する地域で撃墜したという。

この攻撃は、ウクライナとロシアの代表団がトルコのイスタンブールで直接協議する数時間前に行われた。直接協議は、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始以来、2回目となる。

一方、ウクライナは、ロシアが夜間に80機の無人機を使って攻撃を行ったと発表。4発のミサイルも発射され、12の目標に命中したという。

1日には、国境から数千キロ離れた4か所の空軍基地に駐機していた70億ドル(約1兆円)相当のロシアの航空機を無人機で損傷させたと主張。この戦争における最長距離の攻撃となった。(c)AFP