【5月31日 AFP】全仏オープンテニスの大会ディレクターを務める元女子世界ランキング1位のアメリー・モウレズモ氏は30日、大会日程や女子の試合がナイトセッションで行われていないことへの度重なる批判を受け、「すべての要望を満たすことできない」と述べた。

コート・フィリップ・シャトリエで夜に女子の試合が行われていないことへの議論は、ナイトマッチが初めて大会スケジュールに組み込まれた2021年以降、ずっと続いている。今大会6日目までのナイトセッションは全て男子の試合で、女子のナイトセッションが行われたのは、2023年大会の4回戦でアリーナ・サバレンカがスローン・スティーブンズ(米国)を下した試合が最後となっている。

先日には、四大大会(グランドスラム)で3度決勝に進出しているオンス・ジャバー(チュニジア)がスケジュールに関して改めて異議を唱えたほか、第2シードのココ・ガウフ(米国)も女子の試合には「価値がある」と信じていると訴えた。

現役時代に全豪オープンとウィンブルドン選手権を制覇した実績を持つモウレズモ氏は、依然としてナイトセッションが1試合のみとなっている中で、この問題に関する自身の立場は変わっていないとし、「女子がナイトセッションでプレーするに値しないというメッセージを送ったことは一度もない」「私たちは試合の長さについて話している。男子は5セットマッチなので、最低でも3セットが行われる」と述べた。

全豪オープンと全米オープンのナイトセッションはそれぞれ2試合が組まれているが、開始時間は全仏より早くなっており、リスクとして終了時間が翌日の未明に及ぶことがある。

モウレズモ氏は、「ナイトセッションで2試合を行うと、終了時間が遅くなるという点でうまくいかない。それが私の意見だ」と強調。「開始時間を早めれば、1試合目の大半はスタンドが空席になってしまう。夜は1試合にとどめているが、理想的ではない」としつつ、「すべての要望を満たすことはできない。選択を行う際には多くのことを考慮しなければならないのだから」と語った。(c)AFP