【5月30日 AFP】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリアは29日、第18ステージ(モルベーニョ~チェザーノマデルノ、144キロメートル)が行われ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエのニコ・デンツ(ドイツ)が逃げ集団から抜け出し、最後は独走で区間優勝を果たした。

31歳のデンツは、逃げ集団を率いていた他の10人を置き去りにし、チームに今大会初勝利をもたらした。チームポルティ・ビジットマルタのミルコ・マエストリ(イタリア)が1分1秒差の2位、アルペシン・ドゥクーニンクのエドワルト・プランカールト(ベルギー)が3位に入った。

総合トップに立つUAEチームエミレーツXRGのイサーク・デルトロ(メキシコ)は、メイン集団とともにトップと13分51秒遅れでフィニッシュ。EFエデュケーション・イージーポストのリチャル・カラパス(エクアドル)が41秒差の2位、チーム・ビスマ・リースアバイクのサイモン・イェーツ(英国)が51秒差の3位につけている。

山岳ステージ2連戦を前に、総合首位を争う優勝候補は無難にゴールしたものの、UAEチームエミレーツXRGのフアン・アユソ(スペイン)がリタイアを余儀なくされるなど、第16ステージのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)に続き、ビッグネームがまたしても大会から姿を消した。(c)AFP