「相手の力を引き出す支援型の大国」の立場を堅持する中国
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【6月7日 Peopleʼs Daily】現在、単独主義が国際秩序を破壊し、保護主義が世界経済に打撃を与え、国際社会では世界平和と発展の未来に対する懸念が強まっている。動揺する世界は、安定と建設的な力を切望している。
最近、ある外国の学者が中国のことを「賦能型大国(パワーを与える大国)」と形容した。この表現は「相手の力を引き出す支援型の大国」という意味で使われ、中国が常に「人類運命共同体」の理念を堅持し、国際的に共通の財産を提供し、実際の行動で世界平和の維持と共同発展を促進する大国だという考えが示されている。
「賦能」に込められた理念は、中国伝統文化における調和共存と共同発展を重んじる思想と共通する点がある。
例えば、古代中国の思想家・孔子(Kongzi)の教え「己欲立而立人、己欲達而達人(自分が立とうと思えばまず先に人を立たせ、自分が到達しようと思えばまず先に人を到達させる)」は、自分の発展を追求する一方で他者の発展を支援することの大切さを強調している。
また、やはり古代中国の思想家・老子(Laozi)の教え「授人以魚、不如授人以漁(人に魚を与えるよりも、漁のやり方を教える方が役に立つ)」は、他者を助ける鍵は能力を向上させることだという考え方を表している。
このように、中国は古くから協調と協力を通じて共同発展を実現することを追求してきた。
「賦能(パワーを与える)」の現実的な意味は、中国が自らの道を堅実に歩み、高水準の開放を拡大し、各国と発展の機会を共有し、世界経済成長の重要なエンジンとしての役割を果たすこと、グローバルガバナンスの改善のため共通の財産を提供し、世界の変革に対する建設的な力として行動することにある。
中国が中国式現代化を推進し、民族復興の偉業を推進する過程で、至る所に「賦能」の特質が顕著に表れている。
中国式現代化は「人類運命共同体」の構築を本質的な要求とし、中国が常に平和、発展、協力、共栄の旗幟(きし)を高く掲げることを決定づけている。
オーストラリア・クイーンズランド工科大学(Queensland University of Technology)の鮑韶山(Bao Shaoshan)客員教授は、多極化する世界において、中国式現代化が唯一の確固たる答えを示していると指摘する。すなわち、特定の強国による中心化を排し均衡のとれたグローバル経済の発展を通じて、民族の復興と積極的な平和の実現を後押しする存在になるということである。
広大で革新的な活力にあふれる中国市場の高水準の開放は、各国の発展に力を与える存在となり得る。巨大な消費者層と常に進化する消費需要により「中国市場」は「世界市場」へと変貌を遂げている。外国資本の国内製造業への参入制限項目の「ゼロ化」を進め、ビジネス環境を継続的に最適化し、中国と国交を樹立した国々の中で経済が最も立ち遅れた「後発開発途上国」の全ての輸出品目にゼロ関税措置を採るなど、高水準の開放を拡大する中国は、無数の河川が流れ込む大海のような包容力で、超大規模市場の効能を世界に発信し、各国の発展に大きなチャンスを提供している。
「発展」を国際アジェンダの中心に据え、中国は実際の行動で多くの開発途上国の発展を支援している。「一帯一路(Belt and Road)」共同建設のイニシアチブは、中国が世界に向けての「貴重な贈り物」として広く認識されており、共同建設に参加する諸国の経済成長と発展を効果的に支援している。
ラオスの首都ビエンチャンを結ぶ「中老鉄道」、インドネシアの首都ジャカルタと第4の都市であるバンドンを結ぶ「雅万高速鉄道」、ブダペストとセルビアの首都ベオグラードを繋ぐ「匈塞鉄道」など、一連の象徴的なプロジェクトは、人材、貨物、情報などの流動を促進し、発展の脈絡をつないでいる。
「雑種稲の普及、職業訓練の提供、太陽光発電灯の設置など「小規模ながら効果的な」プロジェクトは、関係各国の発展のニーズに合致し、その自主的な発展能力を向上させ、民生の改善を促進している。
中国は真の「多国間主義」を堅持し、「共商・共築・共有」の理念でグローバルガバナンスを後押ししている。中国は「グローバル発展イニシアチブ」「グローバル安全保障イニシアチブ」「グローバル文明イニシアチブ」を提唱し、推進し、世界情勢の変化に対応し、人類の困難な課題の解決に中国の知恵と、方法で貢献している。
気候変動のグローバルガバナンスに積極的に参加し、「パリ協定」を誠実に履行し「グローバルAIガバナンスイニシアチブ」と「AI能力の構築で広く公平に恩恵をもたらす計画」を提唱するなど、中国は、ますます深刻化するグローバルな課題に直面する中でも、決して傍観者ではなく、前例のない規模でグローバルガバナンスに参加し、グローバルガバナンス体系に貴重で前向きなエネルギーを注入している。
人類の運命が密接に結びついた今日、中国は「賦能型大国(パワーを与える大国)」として、開放的、包容的、革新的、協力的な精神で、各国と手を携えて平和を維持し、発展を促し、「グローバルな助け合い」「団結協力」「ウィンウィン互恵」が時代の「最も力強いテーマ」となるように努力している。(c)東方新報/AFPBB News