欧州宇宙機関 宇宙に向け世界の名曲「美しき青きドナウ」放送予定
このニュースをシェア
【5月28日 CGTN Japanese】欧州宇宙機関(ESA)は、オーストリアの作曲家で「ワルツ王」と呼ばれたヨハン・シュトラウス2世の生誕200周年を記念し、ESA設立50周年を祝うため、現地時間5月31日にシュトラウス2世の作品「美しき青きドナウ」を宇宙へ向け放送します。
ESAはスペインに配備した巨大なパラボラアンテナから名曲「美しき青きドナウ」の無線信号を宇宙に送信する予定です。同曲は光速で送信し、放送開始約1.5秒後に月へ到達し、約4.5分後に火星を通過し、37分後に木星をかすめ、4時間後に海王星に伝わります。約23時間後に曲の無線信号は地球から約240億キロメートル以上離れた宇宙空間に到達し、地球から最も遠い宇宙船・米航空宇宙局(NASA)の探査機「ボイジャー1号」が位置する地点に到達するとのことです。
AP通信によると、ウィーン交響楽団は31日、オーストリアのウィーン、スペインのマドリード、米ニューヨークの3都市の公共の場で、多くのスクリーンを通じて「美しき青きドナウ」を同時にライブ配信する予定です。技術的な障害発生を防ぐため、放送されるバージョンは事前録音で、同交響楽団は伴奏部分のみ生演奏するとのことです。
ウィーン観光局は、宇宙に向けてこの最も有名なワルツを流すことで、昔、星間放送がこの曲を選曲しなかった「宇宙の誤り」を正すと表明しました。
NASAは1977年に「ボイジャー1号」と「ボイジャー2号」探査機を打ち上げ、太陽系と太陽系外宇宙空間を探査しました。両探査機にはそれぞれ金メッキ銅製レコードが搭載されており、地球上の音声と90分の音楽が収録され、バッハ、ベートーベン、モーツァルトなど西洋クラシック音楽家の作品が多く含まれましたが、ヨハン・シュトラウス2世の作品は選曲されていませんでした。(c)CGTN Japanese/AFPBB News