ブラジル代表を「再び王者に」 アンチェロッティ新監督が就任会見
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【5月27日 AFP】サッカーブラジル代表の新監督に就任したカルロ・アンチェロッティ氏(65)は26日、来年開催されるW杯北中米大会の南米予選に向けたメンバーを発表し、負傷中のネイマールを外す一方で、チームを6度目のW杯制覇に導く決意を示した。
先日までスペイン1部リーグのレアル・マドリードを率いていたイタリア出身のアンチェロッティ氏は、ブラジル代表では60年ぶりの外国人指揮官となる。欧州チャンピオンズリーグを通算5度制覇した名将だが、代表チームを率いるのは今回が初めて。
この日、リオデジャネイロ市内で開かれた就任会見では、「世界最高のチームを率いることを非常に誇りに思う。大きな仕事が待っているが、ブラジルが再びチャンピオンになると強く信じている」と述べ、「目標は2026年のW杯で優勝することだけだ」と意気込みを見せた。
初陣となる6月5日のエクアドル戦と同10日のパラグアイ戦に向けた招集メンバーには、元主将でイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属するMFカゼミーロが復帰。さらに、レアルのビニシウス・ジュニオール、FCバルセロナのラフィーニャも選出された。
ネイマールは今回メンバー外となったが、アンチェロッティ氏は「当然ながら彼を頼りにしている」と将来的な戦力として期待を寄せた。
また、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のパルメイラスからチェルシーへの移籍が決まっている18歳の新星エステバン・ウィリアンも初招集された。一方、負傷中のロドリゴとエンドリッキ(ともにレアル)は選外となった。
ブラジルは現在、南米予選で4位につけている。(c)AFP/Facundo Fernández Barrio, Louis GENOT