【6月8日 Xinhua News】タクラマカン砂漠の南縁に位置する中国新疆ウイグル自治区和田(ホータン)地区于田(ケリヤ)県でこのほど、7万ムー(約46・7平方キロ)余りのバラが収穫期を迎え、村民が早朝から摘み取り作業に励んでいる。

 于田県は古くからバラの栽培が盛んなことから「バラの里」として知られる。住民は品種の改良や接ぎ木を行い、乾燥に強く適応性の高いバラを砂漠地帯で育てることに成功した。

 同県は加工企業の誘致で産業チェーンを拡大している。バラを使った食品やスキンケア製品など70種余りの商品を開発、生産し、産業構造を粗加工から高付加価値のある加工へとシフトさせた。地元の文化・観光部門はバラ産業を拠り所に、栽培・収穫体験や撮影、絵画制作などのプログラムを通じて、農業とエコ、観光の融合を進めている。(c)Xinhua News/AFPBB News