【5月24日 AFP】男子テニス、ジュネーブ・オープンは23日、シングルス準決勝が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は6-4、6-7(6-8)、6-1でキャメロン・ノーリー(英国)を下し、決勝進出を果たしてツアー通算100勝目に王手を懸けた。

四大大会(グランドスラム)通算24勝を誇る38歳のジョコビッチは、全仏オープンに向けた前哨戦でこの日は第2セットのマッチポイントを1本ふいにしたものの、フルセットで勝利をものにした。

24日に行われるホベルト・ホルカシュ(ポーランド)との決勝では、昨夏のパリ五輪以来となる勝利を目指す。優勝すればジミー・コナーズ(米国)とロジャー・フェデラー(スイス)に次ぐ、史上わずか3人目の快挙となるツアー100勝に到達する。

ジョコビッチは現役時代の往年のライバルであるアンディ・マレー氏(英国)とのコーチ関係を解消して以降、初めて大会に臨んでいる。今季のクレーコートでは今大会まで2試合とも敗れていたが、25日に開幕する全仏オープンに向けて調子を取り戻しているとみられる。

全仏オープンでは通算4度目の大会制覇と歴代最多25回目のグランドスラム優勝を目指し、1回戦でマッケンジー・マクドナルド(米国)と対戦する。

もう一つの準決勝では、元世界ランキング6位で第6シードのホルカシュが、同128位のセバスチャン・オフナー(オーストリア)に6-3、6-4で勝利し、昨年6月のテラ・ウォルトマン・オープン決勝でヤニック・シナー(イタリア)に敗れて以来の決勝進出を決めた。(c)AFP