【5月23日 AFP】米プロバスケットボール（NBA）は22日、ウエスタンカンファレンスのプレーオフ決勝（7回戦制）が行われ、オクラホマシティ・サンダーはシーズン最優秀選手（MVP）に輝いたばかりのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーがチームをけん引し、ミネソタ・ティンバーウルブズを118-103で下して2勝0敗とリードした。

カナダ出身のギルジャス・アレクサンダーは試合前にシーズンMVPのトロフィーを授与され、そのお祝いの雰囲気が試合に影響を与えるかもしれないと思われたが、その懸念はすぐに払しょくされた。

熱狂的なホームファンからの大声援を受け、この日はチーム最多の38得点に加え、8アシスト、3リバウンドの活躍を見せた。

ギルジャス・アレクサンダーは試合後、チームの得点力は強固なディフェンス能力が根源になっているとの見方を示し、「良い気分だ。まずは止めることであり、常にそうだと言える。相手を止められれば、速攻を仕掛け、自分たちの強みを生かし、オープンコートでプレーでき、特別になれる」と語った。

サンダーは他にもジェイレン・ウィリアムズが26得点、10リバウンド、チェット・ホルムグレンが22得点でチームの勝利に貢献。これで今季60回目の二桁得点差勝利を記録し、その勢いで敵地での第3戦に臨む。

対するティンバーウルブズは、第1戦で不発に終わったアンソニー・エドワーズがこの日は32得点、6アシスト、9リバウンドの力強いパフォーマンスを示し、次戦に向けて期待を抱かせている。

しかし、シリーズで反撃するにはディフェンスの強化に加え、この日41.4パーセントに沈んだフィールドゴール（FG）成功率の改善、そして6点に終わったジュリアス・ランドルの奮起が必要となる。(c)AFP